以前紹介したSUM関数は関数の中でも一番使う関数と言えますが、いざ実務となるとSUM関数で合計を導きだし、その合計金額が何件の取引から成り立っているか?という数字もださなければなりません。
今回ご紹介するCOUNTA関数は、SUM関数が指定したセルの数値合計を出す関数なら、COUNTA関数は指定したセルの範囲の中で何か値が入力されているセルの個数(空白ではないセルの個数)を数えてくれる関数です。結構使いますので覚えておいて損はないですよ!!
SUM関数については別記事で詳しく紹介してますので、興味のある方は是非のぞいてみてください。
空白ではないセルの数を数えてくれるCOUNTA関数の使い方
数値に限らず何らかのデータが入力されたセルの個数を求めるのに使います。
例えば下表を例にCOUNTA関数の使い方を説明していきます。
E1セルに回答数を表示させたい場合、COUNTA関数を使用します。
E1セルに =COUNTA(B:B)-1 と入力しました。
詳しく見ていきましょう。
=COUNTA(B:B)-1
B列に何らかのデータが入っているセルの数(空白以外のセルの数)を数えてそこから1を引く。
ここでなぜ1を引くの?と疑問に思いましたか?1を引かないとB1に入力されているモニター評価という見出しも入ってしまうからです!!
COUNTA関数のポイント
何らかのデータ=数値だけじゃなく、文字列も数えてくれます!!上の表だと、8列目のその他もちゃんと含まれてますよね。空白以外のセルの数を数えてくれる。と覚えておきましょう。
ただし、パッと見、空白セルに見えるけれど、スペースが入っていたらそれはCOUNTA関数で数えられてしまいますので注意が必要です!!
空白だけを数えることはできるの?(COUNTBLANK関数)
空白セルだけを数えることもできますよ。
こういう場合はCOUNTBLANK関数を使います。
E2セルに=COUNTBLANK(B2:B11)と入力します。
これは、B2セルからB11セルまでで空白のセルを数えるという関数です。
COUNTBLANK関数の注意点
COUNTA関数と同様に、スペースが入っていると空白セルとみなされません。
B12セルのように、パッと見た感じ空白セルに見えるけれど、実はスペースだけが入力されている場合、何らかのデータが入っている。と認識されます。よって空白ではないので、未回答には含まれません。逆に何らかのデータが入っているので、回答数に含まれます。
COUNTA関数とすごくよく似たCOUNT関数とは
COUNTA関数とすごくよく似た関数でCOUNT関数があります。COUNTA関数は空白以外のセルを数える関数でしたよね。それに対して、COUNT関数は数値が入力されているセルの数を数える関数です。
注意が必要なのは、文字列・理論値が含まれるセルと空白セルは対象外となります。
E1セルに=COUNT(B:B)と入力しました。
これはB列に数値が入力されているセルを数える関数です。
B列のピンク色セルだけが数えられてE1セルは8となりました。
E5セル=空白(カウントされません。)
B8セル=文字列なので数値ではないのでカウントされません。
B12セル=スペースが入力されてますが数値ではないのでカウントされません。
B13セル=理論値ですのでカウントされません。
よってE1セルは8が入りました。
※理論値には以下2つがあります。
TRUE (トゥルー) 「真実の」「正しい」などを意味する英単語
FALSE (フォルス) 「偽りの」「正しくない」などを意味する英単語
ざっくり説明するとこんな感じです。
参考になれば幸いです。
おすすめ書籍のリンクを貼っておきますので気になった方はご覧ください。
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